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BlenderおよびMaya対応Radeon ProRender:macOS版をリリース

【概要】
Blender™ およびMaya® 向けRadeon™ ProRenderプラグインのmacOS®版が、Apple® Mac®システムを使用するアーティストに向けてリリースされました。レンダリングパフォーマンスを最大限引き出すため、AppleのMetal®2 APIそして外付けGPUに対応しています。

Radeon ProRenderは、CADデザイナーや3Dアーティストに向けたAMDの物理ベース高性能レンダリング・エンジンで、Autodesk®3dsMax®、Autodesk Maya、Blender、ダッソー・システムズのSOLIDWORKS®用の無料プラグインとアドインで利用が可能、Maxon Cinema 4D™R19にネイティブ統合されています。

2月のベータ版リリースを経て、この新しいプラグインをダウンロードしていただくことでMetal2に対応したApple Macハードウェアを使用しているアーティストの方々に、現在利用可能なCinema 4D R19のmacOS版と併せて、BlenderとMayaでRadeon ProRenderをご利用いただけるようになったことを本日発表できる運びとなりました。

これらのアップデートには、macOSサポートに加えて、アーティストのワークフローを強化、加速し、作業をより楽にすることを狙ったいくつかの新機能が含まれています。

img2アーティスト主体のワークフローを重視
今回のBlenderそしてMaya用のmacOS版Radeon ProRenderプラグインには、より優れたスキンレンダリングのために、さらにリアルなデフォルトと強化されたサブサーフェイス・スキャタリング(SSS)で、より良いPBRワークフローを可能にする最新の万能型シェーダーが含まれています。エリアライト形状、色温度、テクスチャマップなど、よりリアルなライティングをつくりだすライトそしてエミッシブシェーダーコントロールも改善されています。

Blender用プラグインでは、再レンダリングなしにエンハンスするために、最終レンダリングとコンポジット可能なレフレクション(反射)やディフューズライティング(拡散光)といった、AOV(任意の出力変数)の選択肢が今回増えました。Radeon ProRenderのイメージマップノードに色空間コントロールが追加され、PBRテクスチャを利用する作業が楽になるように、アーティストがsRGBまたはリニアのいずれかに色空間を設定できるようになりました。

img3インタラクティブ・ビューポート・デノイジング
Blender用Windows®版Radeon ProRenderで12月に最初にリリースされた、インタラクティブ・デノイジング技術をBlenderとMaya用macOS版プラグインに導入しました。デノイジングにより、画像の細部を保持しながらノイズを除去し、ノイズの少ない画像を生成しながらも、レンダリング時間を短縮します。

Radeon ProRenderは、最終レンダリングとインタラクティブレンダリングの両方のノイズ除去に対応し、より鮮明なインタラクティブ・ビューポート・プレビューを生成、最終レンダリングがどのように見えるかよりよく理解して、ルック・デベロップメントに取り組めるようにアーティストを支援します。

img4Blenderプラグインの新機能
macOS版の2つの(Blender用、Maya用)プラグインで利用可能な新機能によって有効になったアーティスト・ワークフロー改良点に加えて、macOS版Blender用プラグインにはまったく新しい2機能が導入されています。
こちらのプラグインは、Radeon ProRenderを使用してよりリアルな画像を作成するために、煙、霧、雲などの高度なエフェクトをレンダリングするボリューメトリックスに対応するようになりました。さらに、オブジェクトのジオメトリを滑らかにするために必要な長さの計算に、自動的に距離を利用するアダプティブ・サブビジョンで、サブビジョンサーフェスが改善、ワークフローを高速化し、アーティストは単純なメッシュから複雑な形状を簡単にレンダリングすることができます。

Metal2対応
macOS用のCinema 4D R19の一部として、Radeon ProRenderはAppleのMetal2 APIに対応する初のプロダクションレンダラーとなりました。最近のCinema 4D R19 SP2のアップデートとBlenderおよびMaya用のmacOS版Radeon ProRenderの今日のリリースで利用可能になったこのサポートで、macOSでGPUアクセラレート・レンダリングのパフォーマンスを最大化します。

今すぐ入手可能
このBlenderとMaya用macOS版Radeon ProRenderプラグインはすぐに入手可能です。macOS High Sierra 10.13.3またはそれ以降のバージョンでご利用いただけます。また、Metal2²対応のApple Macシステムのすべてをサポートしています。
さらに、macOSでBlenderおよびMaya用Radeon ProRenderを使用されるユーザーは、macOS High Sierra 10.13.4が外付けグラフィックプロセッサ(eGPU)に新たに対応したことで、適合するeGPU Thunderbolt™3シャーシとの併用で、Radeon™ RX 580またはRadeon™ RX Vega64とRadeon™ Pro WX 9100というようにRadeon™ RXとRadeon™ Pro WXのグラフィックス・カード両者のレンダリング能力をMac上で活用することが可能になりました。

【株式会社エーキューブ について】
米国AMD Inc.との協業により、Radeon™ Pro, FirePro™シリーズの販売及びマーケティング・サポート、技術サポートなどの事業活動を行っております。
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【AMDについて】
AMD(NYSE:AMD)は、コンピュータ業界、グラフィックス、家電業界向けに革新的なマイクロプロセッサ・ソリューションを提供するグローバル・プロバイダです。AMDは、世界中のコンシューマおよびビジネス分野のお客様を支援する、徹底したお客様中心主義の理念に基づくソリューションを提供します。それにより、オープンな技術革新の促進、選択肢の拡大、さらに業界の発展に向けて努力します。日本AMD株式会社は、AMDの日本法人です。詳細については、www.amd.com(英語)または http://www.amd.co.jp(日本語)をご覧ください。

<本件リリースに関するお問い合わせ先>
株式会社エーキューブ   マーケティング担当: 田中  e-mail:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

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